TALK THEME 01

2002年入社 中村 克洋× 2024年入社 古田 政宗

部門・職種を超えた二人が
お互いの「これから」を語る。

西田精麦では、部門や年次に関係なく、「やりたい!」と声をあげることでなんだって挑戦できる文化があります。どんな社員が、どんな未来を見据えているのか?を知る場も頻繁に設けられています。今日も社内の「シャッフル1on1制度」で、食品部門の若手と飼料部門のベテランが集められ…?

シャッフル1on1とは?
西田精麦で月に1回行われている「シャッフル1on1」。部門や年次をこえてマッチングし、自分の取り組んでいる仕事や会社について話す場です。仕事では関わりの少ないメンバーと1対1で話すことも。

MEMBER

2002年入社

中村 克洋 #飼料部門

入社してから製造チーム一筋で経験を積んできたベテラン。乳牛や肉牛に与える飼料の配合や包装まで幅広い製造工程を担ってきた。

2024年入社

古田 政宗 #食品部門

教員の道と迷った末、西田精麦に入社した新入社員。大麦を使った製品で食卓に笑顔を届けるためにお客様のニーズを考え日々提案を行っている。

PROLOGUE

古田

入社してから「シャッフル1on1」は10回くらいやってるんですけど、中村さんと話すのははじめてですよね。

中村

そうですね。「古田くん」って名前は聞いたことあったんだけど。

古田

そうなんですか!?僕も「中村さん」って名前は聞いたことありました。

中村

お互い知ってたのにこれまで話さなかったんだ!…じゃあ避けられてたのかなぁ(笑)

古田

そんなこと言わないでくださいよ(笑)でも、僕は食品部門の営業で中村さんは飼料部門の製造。 実際の仕事ではなかなか会うこともないですもんね。

中村

そうだね。それにしても新卒1年目かぁ。仕事は最近どう?

古田

まだまだ慣れないことばっかりですよ。さっきもお客さんに怒られちゃいました・・・

中村

そうなの?

古田

今は反省モードなので元気半減です。すみません、せっかくの1on1なのに…(笑)

中村

いやいや、入りたての頃は仕方ないよ。僕も色んな人に迷惑かけてきたからなあ。

古田

そうなんですか?

SESSION 01

古田

ちなみに、中村さんはどうして西田精麦に入ったんですか。

中村

高校で紹介されたのが2002年の頃でね。
仕事内容なんて想像もつかなかったけど、「せっかく紹介されたんだし」
っていうのが入社理由だったかな(笑)

古田

そうだったんですね。

中村

古田くんは6月入社だったよね?

古田

そうなんです。もともと高校教諭を目指して試験勉強をしていたんですけど、落ちてしまって。浪人してもう一度受けるか、一般企業に就職するか。迷った末に就職を決意したんです。そこで、色々な会社を探しているうちに見つけた地元の企業が西田精麦でした。

中村

そうだったんだね。

古田

そこから営業になったんですけど。配属直後に、先輩にもお客さんにも「何か間違ったことがあればどんどん怒ってください!!」って言ったんです(笑) 最近は新入社員でも怒りづらい時代だと思うんですけど、自分が間違ってる時ははっきり言われないとわからないので。

中村

えー!前向きですごいなぁ。でも僕も人に迷惑をかけながら育ってきた気がするから、 そこに気づけてるのはとても素敵だと思う。

古田

中村さんにもそんな時代があったんですか?

中村

うん。当時は精麦工場で、すでに加工した麦を袋詰めして、その口をミシンで留めて、積み込んで、出荷の準備をする…というような仕事を任されていたんだけど。袋のミシン留めが甘くて「穀物が漏れてきてる!」って苦情が入ってしまって。そこからは、すでに積み込んだ荷物を全部バラして「他にミシン留めがされてない袋はないか?」って先輩と一つ一つ確認したのよ。500袋は確認したかな…

古田

500袋ですか!?大変だ…

中村

あの時は「中村も反省してるみたいだし」と思われたのか、怒られはしなかったけどすごく申し訳なかったなぁ。それでも、あれから作業を丁寧にやったり、ミシンがほどけた袋があれば一瞬で確認できる仕組みを取り入れたり、あの経験がすごく学びになったんだよ。

古田

そうだったんですね。やっぱり、ちゃんと怒られるって大事ですよね。

中村

まぁ、落ち込んじゃうけどね(笑)

古田

それとこれとは別の話です!(笑)

SESSION 02

中村

古田くんは、これから西田精麦でやりたいことはあるの?

古田

そうですね…。今、西田精麦は食品部門の拡大に力を入れていると思うんです。その中でも「麦ご飯」でのシェア拡大に貢献していきたいですね。

中村

なんで麦ご飯なの?

古田

もちろん、僕がもともと教育現場を目指していて、西田精麦に入社した理由の一つに「学校給食の麦ご飯から子どもたちの成長に貢献できる」というのもあったんですけど。一番は、そこに携わっている人たちに憧れをもったのが大きいんです。

中村

いいなぁ。どんなところに憧れたの?

古田

営業と製造の定例会議に参加しているんですが、「少しでも製品のクオリティを上げられないか」「競合の大手にどうすれば勝てるのか」と毎回先輩方がシビアに話し合っていて。

中村

うんうん。

古田

現実的な問題でいうと、製造工場は大きいほど効率がよく生産できて価格も下げられるので、大手企業と比べると西田精麦は少し不利なんです。それでも、競合他社さんと価格競争で肉薄することができていますし、味も勝っている自信はあります。あの会議に参加しているからこそ、「現場の熱量が製品をよくしているんだ」と自信を持てるんです。

中村

確かに、うちの製造チームは僕のいる飼料部門も含めて職人気質の人が多いからね。原料を選別する機械も世界一クラスの性能のものを導入しているし、技術には手を抜かない風土があると思う。

古田

中村さんはやってみたいこととかあるんですか?

中村

そうだなぁ。実際、飼料部門のお客さんである畜産農家さんは今、苦境に立たされているんだよね。それは飼料価格の高騰だったり、疫病に悩まされたり。そんな中で事業をたたむ畜産農家さんも最近は出てきているんだけど。その中でも、どうすれば畜産業を盛り上げられるのか、どうすれば求められる商品を提供できるのかを考えていかなくちゃいけないよね。

古田

なるほど…。

中村

そのために、まずは部門の全員が同じベクトルを向いて働ける環境をつくりたいと思ってる。西田精麦には「未来塾」っていう、会社や部門のこれからについて話し合う機会があるよね。そこで率先してみんなの意見が飛び交うような場を作っていくことが一歩目なのかな、と思ってるよ。

SESSION 03

中村

就活中の学生さんに対して、何か伝えたいことはあったりする?

古田

もし何かにチャレンジしてみたい!っていう考えがあるなら西田精麦はぴったりの環境ですよ!!って伝えたいですね。これだと宣伝みたいになりすぎか…(笑)

中村

そこは気にしなくていいんじゃない?(笑)

古田

でも、本当に西田精麦は「どんどん挑戦できる」と実感してます。1年目の僕が「新商品として大麦でハンバーグをつくりませんか?」みたいな提案をしても受け入れてくれたり、打ち合わせでアイデアを書いたふせんが埋め尽くされるくらいがむしゃらに考えられたり。成長できる環境がある会社だと思っています。

中村

古田くんの前向きっぷりは聞いてたよ〜。

古田

中村さんは、何か学生さんに伝えたいことはありますか?

中村

そうだなぁ。やっぱり、どこの会社に入るにしても20代の頃は色々なことに挑戦した方がいいよね。そこで迷ったらちゃんと相談に乗ってくれる先輩が西田精麦にいるってことを伝えたいかな。仕事を任せる「尊重」と、仕事を任せっきりの「ほったらかし」は似ているようでだいぶ違うから。うちには周りの人と話して相談できる機会がたくさんあるので、そこを活かしてほしいかも。

古田

確かに!「会社の環境を使う」ってすごく大切ですよね。

中村

それにしても、今日は古田くんと話せて良かったなぁ。全然違う立場だけど、同じ方向を向いて仕事できてるんだな、って気づけてよかったよ。

古田

こちらこそ良かったです!

中村

これからもいっぱい怒られるかもしれないけど、元気出してね(笑)

古田

はい!(笑)