HISTORY
西田精麦の
歴史
- TOP
- >
- 西田精麦の歴史

派手な挑戦と
地道な積み重ねで、
100年近く
やってきました。
1929年、熊本の小さな民家から始まった西田精麦。
時代の逆境に立ち向かい、追い風を浴びながら、一人ひとりの挑戦で100年近く成長を続けてきました。
そんな私たちの派手な挑戦と地道な歩みをご覧ください。

初代西田清創業
初代社長・西田清が、精米や精麦を中心とする事業を開きました。不運にもこの頃から世界大恐慌が始まり農村が大打撃を受ける中で、創業まもなく清も苦境に立たされることとなります。
1941
統制経済により
熊本精麦工業組合設立・加入
第二次世界大戦の真っただ中、統制経済の影響を受け、熊本精麦工業組合に加盟。国の方針に沿った事業運営を余儀なくされ、徴兵による人手不足も重なりましたがなんとか戦禍を乗り越えることができました。
1973 西田精麦株式会社設立
創業から約40年を経て、西田精麦株式会社として法人化。その4年前に就任した2代目社長・西田満伸が先陣を切り、高度経済成長を追い風に会社の規模拡大を狙っていくこととなります。

工場集約化および
業容拡大のため新工場建設
事業拡大に伴い、既存の工場が手狭になったため、現在の立地に新工場を建設。奇しくもこの4年後に麦焼酎が大ブームとなり、この拡大が功を奏し大幅に受注量を増加させることに。業界内での存在感を高めるきっかけとなりました。
西田の
派手な挑戦
この新工場建設にかけた予算は8億円でしたが、当時の西田精麦の年間売り上げは5億円程度。1年の売り上げを優に超える投資で6,000坪の工場を建築したのです。200坪の工場からの移転だったため、当時は「なぜこんなに大きくする必要が…?」との声も上がったものの、企業が拡大した現在も同じ立地で稼働出来ていることは先見の明という他ないでしょう。
1984 500トンのサイロを4基新設


八代港に
埠頭サイロを新設
西田精麦の工場にもっとも近い港である「八代港」に、海外から輸入した食糧用の穀物を保管しておける1,000トンの「埠頭サイロ」を1995年・1997年に合わせて30基新設しました。合計15億円をかけた投資により、西田精麦はより多くの穀物を取り扱えるように。
派手に使った
ポイント
それまで、関税上の問題から「畜産業のエサ用の穀物しか輸入できない」とされていた八代港。2代目社長・満伸の食糧庁(現・農林水産省)への根強い交渉により、焼酎や味噌の醸造に使うための食糧用大麦も八代港から荷揚げができるように。物流の効率は大幅に上がり、精麦部門が大きく成長した瞬間でした。
1995 風の森牧場経営開始
「飼料をつくっている会社なのだから、自分たちでも牛を育てればいい」。自社の研究力と提案力の強化を図るため、鹿児島県薩摩郡の地にて牧場経営を開始しました。

食用押麦新商品を
量販店向け販売開始
当時食品部門は年間売り上げわずか1,000万円という小さな部門でしたが、時代の変化を見据え食品市場への本格進出を決意。「食用押麦」をスーパーマーケットなどの量販店に営業をかけました。
派手に使った
ポイント
このプロジェクトの中心となったのは、かつて携帯電話を法人に向け営業していた「食品業界未経験」の社員でした。「まずは圧倒的な安さで、量販店の担当者に西田精麦を認知してもらおう」と価格戦略の大幅な見直しを決意。「押麦400g100円」という破壊的な価格で市場に参入したのでした。
2012 牧場事業撤退
2014 グラノーラ工場・甘酒工場・テストキッチン新設
「国産の原料を使ったグラノーラをつくりたい!」食品メーカーからの相談を機に、製品開発において試作を繰り返すための「テストキッチン」を社内に設けました。それまでのグラノーラの材料は「オーツ麦」を使用しており、その自給率はわずか0.1%未満。「国産の方が安心」という声に答え、「国産大麦」を使ったグラノーラの開発に踏み切ったのです。
2015 グラノーラ・大麦麺・玄米麺販売開始
「国産大麦グラノーラ」の試作を重ね、見事開発に成功。大手食品メーカーから売り出したところ、なんと多数のメディアに取り上げられるヒット商品に。一時は小売価格が通常の10倍となるほどのブームを記録しました。
2016 4代目社長に西田啓吾就任
2019 理念体系の刷新・組織改革の着手
「良いものを安く」というスローガンを見直し、新たに「笑顔をあなたの食卓に」というミッションを策定。経営理念として「穀物を磨き 未来を創る」、ビジョンとして「健幸(けんこう)穀物で世界中の『つくる』をつなげる」を定め、組織全体での変革に取り組むように。さまざまな制度の見直しを行い、現場主体の経営へとシフトしました。
食品工場が
FSSC22000取得
食品を取り扱う上での安全性を最高レベルで保証する「FSSC22000」を取得し、自社の品質管理に関するクオリティを証明することに成功しました。
派手に使った
ポイント
この認証を取得すれば、必ず今後の西田精麦にとってプラスに働く。そう考えて、認証取得のためのプロジェクトを立ち上げたのは現場の社員でした。どうすれば認証にふさわしい職場環境をつくり、維持できるのか。難易度の高い認証を獲得できたのも、現場社員が全社の協力を仰いだ結果の出来事でした。
2021 オートミール製造・販売開始
コロナ禍で健康志向が高まる中、オートミール市場に参入することに。海外サプライヤーとの提携を強化し、需要の拡大に対応しました。
グレインズサラダ専門店
「&AttA」をアミュプラザ
熊本にオープン
西田精麦初となる「飲食店」を熊本の地にオープン。大麦やハトムギなどの穀物、ナッツ類や豆類などをくわえた食べ応えもありつつヘルシーな「グレインズサラダ」を専門に、徐々に人気を獲得しています!
派手に使った
ポイント
この「&AttA」、立ち上げの先陣を切ったのはなんと中途入社2年目の社員。プロジェクトメンバー、そして社長・西田啓吾の力も借りながら、マーケティング・ブランディング・立地選定・人事・メニュー開発まで幅広い領域での活躍を見せました。会社初の飲食店「&AttA」を立ち上げ!
7,000トン級の定温倉庫を
新たに建設
30年以上前に運営が開始された倉庫の容量が埋まってきたことを機に、2,000坪以上の広大な土地に新たな倉庫を建設。さらなる事業規模の成長を後押ししています。
派手に使った
ポイント
倉庫運営に詳しい社内のプロフェッショナルが集まった「新倉庫設営プロジェクト」。その右腕を担ったのは当時入社2年目の新卒社員でした。立地選定から導線設計まで、社内外の知見を活かして0から倉庫の立ち上げを成功させました。予算6億の倉庫設立!

世界進出。
新市場の開拓。
次の100年は
どんな
NISHIDAに
していこうか。
私たちが今目指すのは「世界のNISHIDA」。
日本はもちろんのこと、
世界中の食卓に
私たちの携わった
商品が並ぶ未来を追いかけています。
さて。次はどんな挑戦が、
会社から、
そして社員から生まれるのでしょうか。